いろいろ足りない

不足分を補いたい

工数について思うこと

工数見積がしんどい。
何故かといえば、結局あてにならないからだ。
そして不確実性溢れる工数を基にしたスケジュールで、開発が遅れているだの何だのをすることになる。
一体何を基準に遅れたなどと言っているのかと疑問に思うことがある。
どうやら最初に出した工数とやらは絶対視され、確実性の高いものだと認識されているらしい。
プロダクトの欠片も一切無く、検証の一つもされていない最も不確実性の高い時期に算出されたものであるにも関わらずだ。
さらにはその見積もりに3点見積もり等が用いられているわけでもなく、大抵各々の勘に依存している。
自分の場合、そうやって工数が多いだの少ないだのやり取りしている間にクラスの一つや二つは書けるし、バカバカしいものだと思ってしまう。
プロダクトを評価できるのは工数でも設計書でもなく、実際のプロダクトでしか無い。
よく分からんやり取りを重ねる時間があるのであれば、プロトタイプの一つでも作った方が有意義に時間を使えるし、まだ見ぬ不確実性の検証にもなる。

……とまぁ現状のストレスを発散させるために書いてみたが、上の人は上の人で要求されることが違ってくるのだろうし、
何かよく分からんけどやってみなはれでGoサインを出せるかどうかは自分がさっき否定した勘に大きく依存してるっていう。
予めざっくりとした基準を用意しておいて、そこから大きく離れていないかという指針にするのは割と現実的な落とし所なのかもしれない。

工数の善悪云々ではなく、プロダクトを作るために頑張って正確な工数を求めるのは目的ではないし手段ですらないでしょ*1ってのが一番言いたかったことかもしれん。

*1:もちろんその仕事の条件に依る、自分が置かれている条件においては確実にそう言える