いろいろ足りない

不足分を補いたい

話せば分かるは幻想か

心理的安全がチームにとって重要だという説は、自分の中では日々強固な確信へと移り変わっている今日この頃。
そのことを知れば知る程、逆に心理的安全を脅かす人間が目立ってくる。
いや、今回言いたいのはそれ以前の問題だった。

自分としては、業務上の問題はつまるところ人間関係の問題であり、即ちコミュニケーション不足により起きるものだと思っているので、基本的には話せば分かると考えている。
あー、この人は分かってない、そう思うのはまだ早い。
現に今、自分が話しても分からない問題に直面しているのだから。

自分が正しいと思って疑わない人がいる。
そういう人は大抵、人の話を聞かない。
何故なら、自分が正しいのだから人の意見など聞く必要など無いからだ。
しかし、自分が正しいと思っている人でも間違いは当然ある。むしろ多い。
判断基準が自分しか無いからだ。
こういう人の間違いを正しい方向に持っていくのは非常に疲れる。
説明、議論に時間がかかる。あるいはコミュニケーションコストが高いと言うべきか。

ほんの些細な問題に対しても数十分議論していたのでは埒が明かない。
話せば分かるは円滑に適切にコミュニケーションが成り立つ場合にのみ、成立するようだ。