いろいろ足りない

不足分を補いたい

最近読んだ本とか

HIGH OUTPUT MANAGEMENT

HIGH OUTPUT MANAGEMENT

両方結構前に買って目は通していたものの、中途半端なままだったので腰を据えてはじめから読んだ。
経営者としての苦難、組織づくり、マネージャーの在り方等についてが書かれている。
HARD THINGSは下手な小説よりも胃が痛めつけられるような話があり、興味深く読めた。
しかしながら自分の身近な組織に置き換えてみると、上司にあたる人々は彼らの主張するところの基礎すらできていない。
それは組織運営、ビジネス的なスキル不足から、社員のモチベーションの上げ方まで。
HIGH OUTPUTではマネージャーによる部下への教育の重要性を説いているが、部下が上に対して教育している始末。
ピーターの法則を最短最速で達成しているのだ。はぁなんと素晴らしい組織であることやら。
そして当の上司は上司で部下の在り方を嘆いていることでしょう。

仮に自分がこの本に関することをそのまま主張したとして、返ってくる言葉は「うちにはうちに合ったやり方がある」であろう。
それはごもっともなのだが、そのやり方を決める指標や基準などない。
臨機応変朝令暮改。大変素晴らしいことであるが、その時その時での気分で決めているのとあまり違いはわからない。
似た事象に対し、前回の判断と今回の判断が異なるのは何故なのだろうか。
それが筆者たちであれば明確な答えを用意するだろうし、その根拠はぐうの音も出ないものに違いない。
心から彼らの爪の垢でも煎じて飲んでほしいと思ったのでした。


プロダクトマネジャーの教科書

プロダクトマネジャーの教科書

  • 作者:Linda Gorchels
  • 発売日: 2006/12/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
次に読む。


読んでみたい。発注済み。楽しみ。