いろいろ足りない

不足分を補いたい

身の回りでのプロジェクトが燃えやすい理由を考えてみた

後々モヤモヤとした気持ちを引きずってしまうと思ったので、上手くできるかどうかは別にして、言語化して残しておこうと思う。
また、身の回りでの出来事を単なる作業要員の立場でやんわりとボカして書くので、全てにこれが適用できるかというとそうではない、むしろレアケースな部類だと思う。


プロジェクトとはどうあるべきだろうか。
PMBOKを参考しましょうとでも言われそうだが(実際否定はしない)、多忙になっていくにつれてそんなことを考える余裕など頭から消えていくのではなかろうか。

では、プロジェクトリーダーとはどうあるべきだろうか。
これだという答えをはっきりと言うことはできないが、プロジェクトを成功させること、目的を達成すること、それに尽くすことではなかろうか。

では、プロジェクトが炎上しないようにするためにはどうするべきだろうか。
プロジェクトリーダーはやる気が無い訳ではない。特段無能であるわけでも無いとは思う。
プロジェクトリーダーは全力を尽くしている。しかし燃えやすい。
多分、ここがモヤモヤとしているポイントだと思う。


何故燃えるのか。自分なりに分析を加えてみた。

有り体に言えば、歩を前へ進めることができていない。
多分、初歩の初歩ができていない。
最初から止まっている。あるいはずっこけている。

例えば、肝心のそもそもの目的の共有をしていなかったり。
誰が何をやっているかを把握していなかったり。
手配、根回しが必要なことを放置し、必要な時に必要なものがなく後手に回ったり。
指示と言える指示を出していなかったり。

肝心の手足を上手く扱えていないのでは、どこにも行けない。
その結果、火を小さなうちに消すこともできず、ただ燃え上がってしまう。


では、何故そのような初歩的なことができていないのか考えてみた。
初めは多忙さによるものが原因かと考えた。抱えるプロジェクトは一つ二つではないからだ。
しかし、押さえるべきところを押さえれば、そうはならないはずなのだ。

指示を出すなら出すで、何をやればよいかを明確に伝えれば良い。
一から十まで説明しなくとも、頭の中にある完成図のアウトラインだけでも伝えれば良いのだ。
忙しさは避けられないものだが、忙しさを理由に必要なことを省くのは違うと思うのだ。
その積み重ねでプロジェクトに火が付くのも変な話であって、それを避けたいとは思わないのだろうか。


必死であるのは分かるのだが、反対に肝心なことを見失っている。
基礎は土台。初歩の初歩だからこそ重要でもある。省いて良いものではない。
そこを疎かに、あるいは時間の無駄とされている。そしてプロジェクトは燃える。
モヤモヤが晴れた。