いろいろ足りない

不足分を補いたい

スピード感とは何だろう

最近、経営・組織マネジメントについて疑問に思うことがある。特にスピード感なるもの。
身の回りでは局所的なスピードを優先されることが多く、ふと大局的なスピードを考えた時に「あれ?」と思うことが多々ある。


スピードは早すぎても遅すぎても駄目だと言うのが自分の感覚で、自分の中では不安要素や疑問点が完璧ではないにせよある程度無くなったタイミングが、物事に取り掛かるべき時だと思っている。
局所的なスピード感を大事にする人からはこれでは遅いと言われるが、トータルとしてかかった時間としては、結局同程度か自分の方が早いことの方が多い。
何も考えずその場で決めてしまった結果、後々影響が発生し調整作業が入るからだ。もちろんそこには金や時間がかかる。
実際そのような例を何度も見てきた訳だが、不幸にも決定した本人はあまり気に留めていないようだ。
スピード感をもって決断を下した。決定した。決めた。本人たちはそれで満足なのだろう。
この辺りが闇というか、言っても通じないというか、本当にうんざりさせられる部分ではある。
頑張って思考をトレースするならば、「何故決めたのに文句を言われるのだろう」といったところか。救いがない。


とりあえず決める。それが良いのかどうか。卑怯な言い方をすれば、ものによるのだろう。それで良いときも悪いときもある。
しかしそれすらも考えないままの決定は、結局労力も金も時間もかかり時には信頼を失うこともあり、あまり良い結果を招かない。
自分も昔は極端な選択をすることが多かったが、最近はこう思う。良いバランス感覚を保っていきたい。